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大人と子供の矯正について

子ども矯正

子どもの矯正は大きく分けて2つに分かれます。

「1期治療」乳歯列期および混合歯列期の矯正治療

「2期治療」永久歯が生えそろった状態の矯正治療

子どもの時期に矯正治療を行うメリットとしては、

・成長を利用できる

・抜歯の可能性が減る

・横顔がきれいになる

・顎の歪みを抑制できる

といったメリットがあります。

 

大人の矯正

大人の矯正は、永久歯が生えそろった「2期治療」のみになります。

ですが、成長期ではできないスピード矯正(短期間で歯並びが美しくなる)を選択することもできます。

スピード矯正の種類

①セルフライゲーションブラケット装置(デイモンシステム)

一般的なブランケット矯正は、ワイヤーを歯の1本1本に装着しやブランケットに固定することで、張力を調整するものです。

一方、セルフライゲーションブラケット装置(デイモンシステム)は、ブラケットにワイヤーを固定せず、自由に動くようになっています。一般的なブランケットの数百分の1程度の弱い力となりますが、歯をより効率的に移動することが可能で、一般的なブランケット矯正と比べておよそ2割程度、治療期間を短縮できるといわれています。

従来の矯正治療より、ブランケットにやや厚みがあり違和感がでることがあり、料金も割高になりますが、歯根膜(歯と歯を支える歯槽骨の間の組織)の働きを生かすことができ、効率的に歯を移動することができます。

 

②インプラント矯正(アンカースクリュー)

従来のブランケット矯正は、いわば氷の上で綱引きをするようなものです。奥歯を支点にして、前歯をワイヤーで引っ張るのがおおまかな仕組みですが、奥歯自体も引っ張られて動くので、歯を移動するための十分な力を得にくくなります。そこで考案されたのが、動かない支点を使って歯を効率的に移動するインプラント矯正(アンカースクリュー)です。

 

これは、顎の骨にインプラント(チタン製の小さなネジ)を埋め込み、これを支点にしてブランケットを引っ張るというものです。強い矯正力で歯列全体を大きく動かすことができるので、抜歯をして歯の移動スペースを作る必要も少なくなります。これにより、治療期間を半減できるケースもあります。デメリットとしては、インプラント周囲に炎症が起こる可能性、インプラントが緩んだり、脱落する可能性などがあります。

 

③コルチコトミー矯正

歯槽骨の固い表層部分(皮質骨)を切除し、歯を移動しやすくする方法です。切除された歯槽骨は自然に再生されますが、新たな骨はそれまでより強く形成される性質があるので、移動後の後戻りが少なく、保定装置の使用期間も短縮できます。

外科的手術が必要となるために、痛みや出血、腫れといったリスクはありますが、一般的なブランケット矯正のおよそ2分の1から4分の1程期間を短縮できます。

 

④オステオトミー矯正

別名、歯槽骨切除術と呼ばれます。コルチコトミー法が歯槽骨の一部を切除するのに対し、オステオトミー法は歯槽骨を大きく切断する手術を行います。歯をその土台となる歯槽骨ごと動かすイメージです。オステオトミー法も外科的手術が必要となるために、痛みや出血、腫れといったリスクはありますが、一般的なブランケット矯正のおよそ2分の1から4分1程度期間を短縮できます。

 

当院では、現在矯正医が不在で矯正治療を行うことはできませんが、矯正治療中の患者さんの歯のお掃除は対応可能です。

お気軽に当院までお問い合わせください。

 

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