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歯周病かどうかを判断するポイント。
よく患者さんから、「私って歯周病なんですか?」と聞かれます。
検診を受けて頂いて判断させて頂くのが確実なのですが、一般的には歯周病になるとこういった症状が出てきます。
軽度 → 中等度 → 重度
冷たいお水で歯がしみる | 歯茎がむずがゆい | 食べ物が歯の間によく挟まるようになった | 何もしなくても歯茎から出血する |
口臭が気になる | 歯が長くなったように感じる | 食べ物が噛み切れなくなった | 歯茎を押すと膿が出てくる |
朝起きるとお口の中が粘ついた気がする | 歯がぐらつく | 歯石がたくさんついている | 歯茎が腐ったトマトみたい |
歯ブラシで出血する | 歯並びが悪くなってきた | 歯茎が痛い | |
歯茎が腫れている | 食べ物を食べると痛い | 抜けたままの歯がある |
この中に該当する症状が多ければ歯周病の可能性が高くなります。(表の右側の項目の方がより可能性が高くなります)
当院ではレントゲン撮影と歯周ポケットの深さの検査を行い、歯周病かどうかを検査していきます。
歯周病が生活に与える影響は・・・
歯周病になると食べにくくなる食事も多く、食事も楽しむことが難しくなってきます。
例えば、今は歯茎が腫れているだけでも、歯周病が進行して中等度以上になると、歯がぐらつき始めたり、噛むと痛みが出るため、
こんなおいしそうなステーキを噛み切れなかったり……。
また症状は口の中だけにとどまらず、心臓病、動脈硬化、脳梗塞、肺炎、糖尿病などの全身疾患を引き起こす場合があります。
歯周病を予防する方法
歯周病を予防する方法は、日ごろからの丁寧なクリーニング、セルフケア、そして歯科医院での定期健診が基本であり、大事ですが、
他の方法として、歯周病を予防すると言われている食べ物があります。
- 根ショウガ→ジンゲロールという成分に抗炎症作用があります
- 大豆製品、ナッツ類、魚→カルシウムやマグネシウムが歯を強くします
- 乳製品→カルシウムが歯を強くするほか、お口の中の酸性度を中和する働きがあります。
- 野菜→栄養価が高く、抗酸化作用があり、しっかり噛むことができます
- 生玉ねぎ→アリシンという抗菌成分が入っています。
これらの食品が使える料理の例を挙げていくと、
豚肉の生姜焼き、冷奴、お刺身、牛乳やチーズ、野菜炒め、生玉ねぎのサラダ
などがあります。是非今日の献立に一品加えてみてください。
逆に歯周病を促進してしまう習慣としては
- 糖分の取り過ぎ
- 喫煙・ストレスが溜まっている
- 口呼吸
- 歯ぎしり、食いしばり
などがあります。
まとめ
自覚症状が無いうちに進行するのが歯周病の恐ろしいポイント。
日々の習慣や食事にこれらを意識、取り入れていくのも良いでしょう。
もちろん定期健診も忘れずに!